2011年2月9日 星期三

自立型知能 機器手開發成功 (不用程式)



プログラム不要「考えるロボット」 鶴岡高専チーム開発

2011年2月10日7時19分


写真:開発した「知能を持つロボット」を操作する佐藤教授(右)ら=山形県鶴岡市の鶴岡高専開発した「知能を持つロボット」を操作する佐藤教授(右)ら=山形県鶴岡市の鶴岡高専

 国立鶴岡工業高等専門学校制御情報工学科(山形県鶴岡市)のチームが、あらかじめプログラムしないでも、自分で考えて要求された動作を行う「自立型知能 アームロボット」の開発に成功した。将来、実用化されれば、専門知識がないオペレーターでも、声でロボットを操ることができるうえ、多品種少量生産などに も機動的に応用できる可能性があるという。

 開発したのは、同校制御情報工学科の佐藤義重教授(知能制御システム)と研究室の学生13人。「人間の持つ学習判断能力を機械に持たせられないか」と考 えて2年がかりで開発した。昨年7月に国際システムサイエンス学会で理論発表し、1月28日にその試作品を校内で公開した。

 開発したロボットは、部品を選別したり運んだりする従来型のアームロボットに、携帯電話などに使われる小型カメラ、映像、画像処理ソフト、音声認識ユニット、連動制御ソフトを組み合わせた。

 従来のアームロボットでは、あらかじめプログラムした動作しかできないのに対し、開発したロボットは、音声認識ソフトに声で指示を伝えると、カメラが対 象のものの色や形を認識し、自分で判断して選択する。ものの位置が変わったり、重なり合ったりしていても、対象物を選別してつかみあげるという。

 試作品の公開実験は、赤、青、黄の三色の立方体ブロックを並べて行われたが、並べ方を変えても指示通りの色のブロックをつかみあげた。

 佐藤教授が、就任前の航空宇宙開発関連・重工業会社時代に、標的を追尾するため開発した画像処理アルゴリズム(問題を解くための算法)や重心探索システムを、音声認識装置と結びつけて応用した。

 佐藤教授は「最近のロボットプログラムは複雑化して、専門知識がないと動かせないケースもあるが、音声なら誰でも操れる。あらかじめ決められた動作をす るのでなく、自分で判断して動くので、必要な動作が頻繁に代わる多品種少量生産の製造工程に応用すれば作業効率を高めることが期待できる」と話してい る。(溝口太郎)

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